受け入れ枚数の基本

麻雀の手作りで非常に重要なのが「受け入れ枚数」です。

受け入れ枚数とは、次のシャンテン(手牌のアガリまでの近さを表す単位)に進むための有効牌の数のことです。

という手牌であれば、次に47m25pを引けば手が進みますよね。

この場合この手の受け入れ枚数は47m25pの4種16枚(麻雀牌は4枚ずつあるため)ということになります。

麻雀の手作りというのは基本的に受け入れ枚数が多くなるように打つのが基本です。

場合によっては受け入れ枚数を少なくしても手役を狙うことが有効な場面もありますが、それはあまり多くありません。

理由についてはこちら

リーチの強さを理解する:リンク

まずは受け入れ枚数が多くなるような選択をしていき、どんなに安くても良いのでアガることを目標としましょう

と、言っても受け入れ枚数を毎回毎回数えるのは大変ですし時間も足りなくなりますよね。

今回は初心者が一番はじめに覚えるべき「受け入れ枚数が多い選択をするための基本中の基本」を解説したいと思います。

1、孤立牌を切る!

麻雀は4メンツ1雀頭を作るゲームです(チートイツと国士無双という例外はありますが)。メンツも雀頭も牌が何枚かくっついてできたもの。

ということは、「麻雀はどんどん牌をくっつけていくゲームである」と言い換えることができます。

したがってくっついている牌は残して孤立している牌を切るのが麻雀の基本です

今回の手牌でいえば567mのようなすでにメンツとして完成している部分はもちろん、468pとか334sのようなくっついている牌は残します。

ちなみに麻雀においては79pのような1つ飛ばしまでは「くっついている(そばにある)」と考えます。なぜかというと、その間の牌(8p)を引いてくればメンツになるからですね。

これが69pのように間に2つあると、それはくっついているとは考えず「孤立している牌が2つある」と考えます。

そう考えると今回の手牌で何もくっついておらず孤立している牌は2mのみですから2mを切るのが正解です。

2、字牌を切って真ん中を残す

では孤立牌が複数ある場合はどうでしょうか。

例えばこのような手牌です。

このときはそれぞれの孤立牌の「くっつきやすさ=受け入れ枚数」を比較します。それを一覧にしたのが次の表です。

御覧の通り、字牌が一番受け入れが少なく真ん中の牌ほど受け入れ枚数は多くなります。

したがってまずは1枚だけ持っている字牌を切り、次に端の牌を切り、真ん中の牌ほど残していくと受け入れ枚数が多い選択ができることがわかります。

先ほどの手牌でいえば

孤立しているのは1m8p3s東の4種類です。

上記の表と照らし合わせると受け入れ枚数は

東<1m<8p<3s となりますから、切る順番は

東→1m→8p→3s ということになります。

まとめ

・孤立している牌から切っていく

・孤立牌が複数枚ある場合は字牌や端牌を切って真ん中の牌を残す

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