前回は押し引きの重要性について解説しました。(押し引きがなぜ大事かリンク)
今回からはその具体的な方法をレクチャーします。
- 押し引きを考えるべき局面
- 押し引きを決める要素
- 具体的なレクチャー【2シャンテン以下ならオリ】
・押し引きを考えるべき局面
押し引きを考えるべき状況には
対リーチ・対仕掛け・対ダマテン・状況に応じた序盤の手組み…etc
など様々ありますが、その全てを完璧にこなすのは難しいので、成績に与える影響の大きいところだけ意識しましょう。それが「対リーチ」すなわち、相手からリーチをかけられた場面です。
ここからは相手からリーチをかけられたときに危険牌を押して自分のアガリを見るべきか?それともアガリを諦めて振り込まないようにすべきか?その基準を説明していきます。
・押し引きを決める要素
押し引きを考えるべき状況では、危険牌を押すべきか、引く(オリる)べきかを考えなければなりません。
それを決める要素は自分の手牌の価値や切りたい牌の危険度など様々なものがありますが、危険度を読み取るのは難しいので初心者のうちは「自分の手牌の価値」で決めるようにしましょう。
自分の手牌の価値を決める要素の中で最も重要なのがシャンテン数です。
・具体的なレクチャー【2シャンテン以下ならオリ】
相手からリーチを受けたら、まずは自分の手牌のシャンテン数を確認します。
そして【2シャンテン以下(2シャンテンかそれより悪い)ならオリ】ましょう。これを徹底するだけで成績はおおきく向上するでしょう。とにかく自分が2シャンテン以下ならば、ドラが何枚あろうが、手役ができそうであろうが、しっかり現物を切ってオリてください。
なぜ2シャンテン以下はベタオリをしたほうが良いのでしょうか。くじ引きの喩えを使って説明します。
牌山をくじが入っている箱、自分の欲しい牌があたりくじだと考えると、
相手がテンパイ(リーチ)の状態というのは、当たりくじを一つ引いた瞬間にアガれるという状態です。
一方で2シャンテンというのはシャンテン数が上がるくじ(有効牌)を二回引いたうえで最後の待ちとなっている当たりくじを引かないとアガれない状態です。しかも相手はロンができますが、自分は2→1・1→テンパイの間はロンすることができません。
これはあまりにも分が悪い対決ですね。
「自分の受け入れが広いから…」「ドラや赤が沢山あって打点があるし…」「鳴くことだってできるんだから…」このような理由を全て吹き飛ばす位にこの抽選の不利は大きいのです。
ですので、皆さん【2シャンテン以下ならオリ】を徹底して行いましょう。
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