放銃=悪ではない

本日は「放銃=反省するべきではない」という理由について解説します。

「ダマテンをどうやって警戒すればいいんだろうか…」「高いダマテンに放銃してしまって負けてしまう…」という疑問を持っている人も多くいらっしゃるかと思います。

それに対して

「ダマテンの時はこういうケースがあります」「捨て牌がこういう時は危ないです」「打牌の間がこんな時に…」…etc等と言う事を解説することもできます。

ですが、初心者の方に対してはこれよりももっと先に考えるべき重要な事があります。

放銃を全て反省してしまう方、それは麻雀に対する考え方にズレが生じている場合が多く、そのズレを直す事の方が重要なのです。

「最強の麻雀プレイヤー」を想像してみてください。現実世界の誰もが到達していない麻雀の神様のようなものですね。その打牌について考えてみます。

「放銃が無くて…」「勝負手は全部あがりきって…」「ターツ選択では裏目を引かなくて…」…etc

そんなものは全て幻想です。麻雀のゲーム性である「ランダム」に手を突っ込まなければできません。そうなると麻雀のゲーム性を誤解している事になります。

麻雀には【放銃すべき牌】があります。麻雀は確率のゲームなのです。

確率・読み…etcの全てを考慮して7:3の選択があったら7を選んで残りの3割は負けるべきなのです。

学生時代のテスト・受験勉強・資格試験…正しい事をしていれば100点が取れる。そのようなゲーム性を持った競技の中で皆さん育ってきています。それに対してまじめにクリアしてきた人ほど陥りやすい麻雀のゲーム性の罠がここにはあります。

この確率のゲームにおいては7:3の問題に対して100点を取っていたらそれは間違いなのです。

放銃という出来事に対してこのように分類することができます。

この中でBは文字通り反省するべきケースですが、大切なことはAとBをしっかりと区別することです。

そして、気にしなくて良い放銃の中にはAとA2があり、A2に対して「将来的には反省すべきなのかもしれないが、今はそこを気にするべき段階ではないので7を選んで3が来たので仕方ない」と割り切る事が大切なのです。

(自分の勉強するべき段階チェックリストURL)

自分がいまどのレベルにいるのかを把握し、牌譜検討ではその次位のレベルを軽く考えてみる。そのようにして段階を踏んで勉強をする事で効率的に強くなる事ができます。

またこの考えは「あがり逃しをしてしまった・ターツ選択で払った方を持ってきてしまった」等についても同様の考え方を応用する事ができます。麻雀のゲーム性を正しく認識し効率よく強くなる事の一助になれば幸いです。

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