複雑な形は丸暗記する
麻雀の手作りで難しいのが、牌がごちゃごちゃとくっついた連続形の処理です。その場で受け入れ枚数を数えようとしても「わけわからん!」となってしまいますよね。
逆に、初心者だとそもそも受け入れがあることに気づかないような形もあります。
そんな難しい形は「丸暗記」してしまうのが一番です。今回はそんな丸暗記推奨の形をいくつか紹介します。
今回の内容は下記の動画でもまとめていますので、文章を読むのが苦手な方はぜひこちらでチェックしてみてください。
丸暗記すべき形(1)カンチャンリャンメン
2245667m2267p234s
さあここから何を切るでしょうか。
選択肢は2mか2pです。
2mと2p以外を選択してしまった人はまずこちらの講座をみましょう。
6ブロックの選択:リンク
一見差が無いようですが、今回は2mを切るほうが受け入れが1種類だけ広くなります。
マンズの部分を抜き出してみましょう。
245667m
この形の場合、58m以外に3mを引いてもメンツができます。
2345667m→打6mで2メンツ
もし2pを切ってしまうと、3mをツモったとしても
22345667m
という形になるので2メンツできません。
すなわち、2mを切るほうがカン3mの受け入れ1種類分待ちが広いのです。
45667mのような1メンツ+リャンメンターツの場合、1つ離れたところに牌があるとカンチャン受けが増えます。
これをカンチャンリャンメンといいます(そのまんまですね)。
これはもう知識として持っているかどうかで気づけるかどうかが変わってくる問題なのでぜひ丸暗記してください。
丸暗記すべき形(2)サンドウィッチ形
335577m67p234888s
次はこのような形です。なんとなくマンズを切ればよさそう、というのはわかると思いますがどれを切るのが良いでしょうか。
実はこれ、真ん中の5を切るのが一番受け入れ枚数が広くなります。
オンライン麻雀天鳳の牌理サービスで受け入れ枚数をチェックしてみましょう。
(画像張る)
これも、実戦でこの形になってから受け入れ枚数を数えていては時間がありませんから丸暗記すべき形です。
335577mのような1つ飛ばしに3つトイツが並んでいる形は、真ん中を切るのが受け入れが一番広いと覚えましょう。
ちなみにこの形についてはもう1つこちらの動画でも解説しています。
丸暗記すべき形(3)ヘッドレス形
45567m6788p33445s
さあ、まったく何を切っていいかわからん!と思われた方も多いのではないでしょうか。
この手、8pを切るのが一番広くなります。
この問題を解くキーワードとなるのが「ヘッドレス」という言葉です。
ヘッドというのは頭、すなわち雀頭のことです。
ピンズの部分は67p+88pとわけることができ、その場合は8pを雀頭(ヘッド)と見立てていることになります。
逆に8pを切る場合ピンズは678pの1メンツのみですから、手牌全体を見ても雀頭がどこになるかはまだわかりません。
基本的に1シャンテンの場合はこの雀頭がどこになるかわからない、すなわち雀頭がない形が一番受け入れが広くなるという法則があります。
雀頭がない→ヘッドがない→ヘッドレス、というわけです。
ちなみに
23567m6788p34789s
といった形から8mを切ってヘッドレスにすると、受け入れは最も広くなりますが、ツモ14m25sで単騎待ちとなってしまうため、打67pとする選択肢も出てきます。
このようにヘッドレスは
受け入れはめちゃくちゃ広いが最終形が単騎待ちになりやすい
という特徴があるのですが
今回の牌姿
45567m6788p33445s
はマンズもソーズも連続形となっていて、雀頭が作りやすい形なのでヘッドレスの弱点も解消されている優秀な形です。
このあたりについては次の記事で詳しく解説しています
(強い1シャンテン形を覚えよう:リンク)
今回はまずヘッドレス形は受け入れがめちゃくちゃ広い!ということを覚えておきましょう。
まとめ
・45667mのような1メンツ+リャンメンターツの場合、1つ離れたところに牌があるとカンチャン受けが増える(カンチャンリャンメン)
・335577mのような1つ飛ばしに3つトイツが並んでいる形は、真ん中を切るのが受け入れが一番広い
・ヘッドレス形は受け入れがめちゃくちゃ広い
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