セオリーを覚えることは無駄なのか

今回は “セオリー(※定石)を覚える事にどれぐらいの意味があるのか” ということについて書いていきたいと思います。

このサイトでは麻雀で勝つためのセオリーを発信していますが、これを読んでいて、セオリーなんて必死に覚えても本当に勝てるようになるの?と思われるかもしれません。

セオリーが常に正しいのか?何のために存在するか

麻雀は状況次第で答えが変わるゲームなんじゃないのか?

この疑問に対して今回は答えようと思います。

結論から言えばこの疑問は基本的には正しいのです。

麻雀とは捨牌、点数状況、対戦相手次第など様々な要素で答えが変わるゲームです。

ではなぜこのサイトでは状況次第では間違っているかもしれないセオリーを発信しているのか、というと

「そういった前提を踏まえ、それでも尚セオリーを覚えた方が得だと考えているから」です。

なぜそう考えているのか、順を追って説明しましょう。

マルバツクイズを例として考えてみます。

10問のマルバツクイズがあったとします。貴方には今からその回答欄を埋めて貰うとしましょう。マルかバツで。

この問題は非常に難解な作りとなっており、東大受験をするような人でも簡単には答えることが出来ないような問題ばかりです。

そのような問題が10問あり、正答率を競っているのが麻雀というゲームです。

「リーチするべきか。それともダマにするのか。」

「鳴くべきか。鳴かないべきか。」

「手を進めるために字牌を切るのか、安全牌として残しておくのか。」

麻雀はこのようなクイズを連続して解いていくゲームなわけです。

この順目の14枚の中から何を切るのか、次の順目はまた1枚入れ替わってそこから何を切るのか、鳴ける牌が出たら鳴くのか鳴かないのか、また和了するのかしないのか。

実際にはマルとバツの2択でない問題もたくさんありますが、それを簡易的に表したのがこのマルバツクイズだと考えてみてください。

そして、その10問の答えがこのようなバランスだったとします。

◯◯✖️◯◯◯✖️✖️◯◯

◯が7つで✖️が3つと言う答えになっています。

この比率がもし、わかっていたら?

そうすれば、全然勉強なんかしていなくて、問題の1つ1つはちんぷんかんぷん、問題文の意味すら分からないとしても、このバランスさえわかっていれば?

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯

こんな回答を用意して70点とることができます。

このテストは70%が◯である、という情報だけ知っていれば。

これがセオリーです。

例えばリーチしますか?ダマにしますか?というような問題だったとします。もちろん状況によってリーチすべき状況もダマにすべき状況もテンパイを外すべき状況もあります。

けれども、このサイトではメンゼンでテンパイしたらリーチしましょう、必ずリーチしましょうと繰り返し書いています。

それがなぜかというと、リーチすべき場面が多い、すなわち上記の問題におけるマルに該当するのがリーチであるからです。

リーチかダマかの選択が10回あったら明確にリーチが正解となることの方が多いのです。

もちろん状況次第でダマにすべきときはありますが、それは80点や90点を目指す段階で覚えれば良いことで、まずは「全てリーチをする」というシンプルなやり方で70点をとることが、初心者が最も早く強くなって勝つ楽しさをしる方法なのです。

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